先日、友人と話していて配偶者をどう呼ぶかという話題になりました。あなたは、誰かに配偶者の話をする時になんと呼びますか。「夫」「妻」「旦那」「女房」「主人」「家内」「嫁さん」「かみさん」「ダーリン」「ワイフ」「パパ」「ママ」などなど、沢山あります。気心の知れた相手の場合は、名前で呼んだり、苗字「伊藤が・・・」と呼んだりすることもありますね。
「無意識に呼んでいるけれど、これって気持ちや価値観が出るわよねぇ・・・」とは、その友人の弁。
全く同感です。結婚観や配偶者への期待や想いが詰まっていると思います。私達は対等、パートナーよ、という意識の場合、「夫」が主流になるのではないでしょうか。
親が「主人」と呼んでいたので、何となく無意識に自分もそう呼んでいると言う人も多いかと思います。その無意識が怖い・・・。無意識に遣っている言葉の影響を受けているとしたら、あなたはこれからどんな言葉を遣いますか。
呼び方にとどまらず、子育て中の母親が子どもにかける言葉も同様です。「全くあなたって子は・・・。」「早く、ほら、どうしてそんなにグズグズしているの?!」というような言葉を毎日かけていたら・・・・・そうです。子どもは、その通りに育つのです。
私達が、独り言のように自分自身にかけている言葉がありますでしょ。以前、コーチングのクラスで参加者に尋ねたところ、「私ってバカねぇ」「楽しみは、後」「忙しい、忙しい」という言葉が多く挙がりました。自分が無力であると、言い聞かせてどうするのですか!
今日、今この時から、言葉を選んで遣っていきましょう。ポジティブな言葉のシャワーをあなたやあなたの大切な方々に、浴びさせてあげましょう。
余力があれば、ネガティブな言葉が出てきた時に、その源はどこにあるのか探ってみて下さい。あなたの中に眠っていた想いを発見することでしょう。
言葉は言霊。言葉の持つパワーを侮ってはなりません。