今、世間は、お盆休み。盆暮れ正月に、ほとんど東京から出たことがない私は、この時期こそ東京にいなくては!という気持ちが強くあります。
というのも、通勤電車はすいていて楽ですし、車の数もぐーんと減って空気がきれいだからです。
まだ海を見たことのない娘に、本物の海を見せてやりたくて、今年こそは・・・と思っていましたが、この夏も仕事三昧で終わりそうです。せめてプールには連れて行ってやらなくちゃ。
さて、久しぶりにコーチングの話。
コーチングの中で、クライアントの方から多く挙がる声に「忙しい」「自分の時間を持つことが出来ない」「いつも焦っている感じがする」「やることが多すぎて・・・」といったものがあります。
色々なアプローチの仕方がありますが、中でも意外な効果を上げるものに「整理整頓」をすることがあります。
「やるべきことが沢山ある」忙しい状態にある人というのは、大抵、頭の中が整理出来ていません。ですから、頭の中にある「やるべきこと」を一旦アウトプットして貰います。すると、部屋の片付け、押入れの片付け、古い洋服の整理・・・・・など、物質を整理していないことがそのリストの中に入っています。
時間管理でよく用いるタイムマトリックスに緊急度と重要度を掛け合わせて管理する方法がありますが、先に挙げた物の片付けは、緊急度合いが低いものです。今すぐやらなくても、どうにか暮らしていかれる、日常生活に大きな支障はないものです。
が、これが曲者。これら未完了の事柄というのは、意外に私たちのエネルギーを阻害する要因になるからです。特に、不要な物で溢れた部屋は、エネルギーの滞りを作ります。更には、「片付けなくちゃ!」と思いつつ、手をつけられない状態が続くと、「私って片付けが下手だわ」などど、自己否定にまで及ぶことがあります。「あれも気になる、これも気になる」状態では、肝心のことに集中することは出来ません。
そこで、片付けプロジェクトの実行です。
- 実際に片付けたい場所や物の選択
- それぞれの片付けにかかる所要時間の見積もり
- よりスムーズに進める為に必要な事柄や物、人手が要るか
- いつから、どうやって着手し、完了させるか、それぞれについて考える
- 完了する日を決める
- 自分へのご褒美を決める
上記の順番は、前後するものもありますが、ざっとこんな感じです。捨てる行為を伴う片付けの場合は、捨てるか否かを決める基準も考えます。
転居以来、ずっと気になりつつ着手出来なかった部屋を片付けたあるクライアントの方は、「達成感、すっきり、完了感、気持ちがいい、決めたことに取り組んだという自信、いつでも人をお招きできる、家にいい気が通っている感じ」を手に入れることが出来ました。
実際のコーチングでは、これだけを扱う訳ではありませんが、メインのテーマを扱いつつ、片付けプロジェクトの進捗状況を確認し、見直しを図りつつ取り組んで頂いています。
あなたも、この夏休みに、気がかりだった片付けをしてみませんか。
すっきりとした部屋でくつろぐあなたの姿を思い浮かべて下さい。どんな気持ちでしょうか。「片付けなくちゃ」と思う必要のない状態です。
家の中にもスペース、あなたの頭の中にもスペースを・・・・・!