先日、息子の小学校での保護者会に出席。印象に残ったお話がありました。
●「はい」と言える子に
先生が子ども達に何か言うと「だって」「でも」「○○君だってやった」などの言葉が先立つことが多いそうです。
つまり、言い訳が先に口をついて出てしまい、先生の言葉を受け取ったサインである「はい」という返事が出てこないということです。
これに対して、私は2つのことが浮かびました。
まず、言い訳が先に出るということから、責任をとりたがらない子ども達の姿、叱られることから回避する姿。当たり前のように見えますが、確かに今の子ども達を見ていると、叱られるくらいならやらない方がいい・・・という子どもらしくない守りの姿勢が見えるように思います。
先生の意図していることが、必ずしも叱咤とは限らず、ただ状況を知りたいだけかも知れない・・・とは思えないのでしょう。又、もし失敗したとしても、それを許してもらえない(叱られてしまう!)と自動的にスイッチが入る為に、隠したり事実とは微妙に違う説明をしたりすることもあるようです。
もうひとつは、「はい」という返事が出てこないことに関して。
要は、コミュニケーションになっていないのです。先生が投げかけた言葉を受け取りましたよ・・・というサインである言葉を送る前に、子ども達自身が言いたい言葉が出ているからです。
コミュニケーションとは、あくまでも双方向でのやりとりです。話を聞くことが苦手な子ども達の姿が浮かんでしまいました。