満開の桜の中、迎えた息子の入学式に出席して感じたこといろいろ・・・。
私は、保護者席の中でも後ろの方に座っていたので、全体を見渡すことが出来ました。
- 姿勢の悪い人が多いなぁ~~~。一様に背を丸めて寄りかかっている。
- あらあら、お着物なのに、寄りかかっていては、帯がつぶれてしまう。
お疲れなのかも知れませんが、実は、背筋を伸ばしている方が、長時間立つにせよ座るにせよ楽なのです。勿論、馴れるまではきついのですが、筋肉が鍛えられれば、決して辛くはありません。何より、見ていて美しくない!姿勢に限りませんが、『出るところに出れば、出来る』ということは、なかなか難しいものです。やはり、日々の暮らしぶりが、現れてしまうのですね。
・あれ?どうしてお辞儀をしている人が少ないのかな?
来賓の方々や先生がご挨拶する時に、お辞儀をしますよね。それは、確かに私個人にしているものではありませんが、それに対する返礼というのはしないのでしょうか。私は、何の疑問もなく、いつも軽く頭を下げています。が、衣擦れの音などの気配で分かりますよね。周りの人達の動作というのも。これから私たちの子どもがお世話になる学校の先生方やお祝いに出席してくれた来賓の方々に対し、心の中で「ありがとうございます」と言いながら頭を下げてもいいのではないかと、私は思います。
・ お辞儀が雑な人が多いなぁ~~。
本来、言葉を発してからお辞儀をするものにも関わらず、言葉とお辞儀が同時の人達のなんと多いことか。さらには、そのお辞儀もぺこっと頭だけを下げる人あり、ゆったりとする人ありと様々。緊張や照れもあるかも知れませんが、子供たちも見ています。一人の大人として、気持ちのいいお辞儀をしたいものです。仕方なく出席したのかなぁ、と思ってしまいますもの。大事なことは、気持ち・・・ですが、その気持ちを表すには、相手にわかってもらうには、形が大事なのですから。
又、私自身の体験として、感じたことをひとつ。
今回の入学式に、私は着物を着て出席しました。夕方近くまでそのまま過ごし、改めて着物を着ることの効用とでも言いましょうか、それを感じました。
- 自然と背筋が伸びる。
- 否応なしにゆったりとした動きになるので、落ち着いた気持ちで過ごすことが出来た。
- その為、小笠原流礼法の礼三息が、自然に出来る。
つらつらと書きましたが、私とて、書いたこと全て、常にきちんと出来ているかと言えば、「?」をつけざるを得ません。いつも申しますが、改めて毎日の積み重ね次第ね・・・と思った一日でした。
それにしても、着物は本当にいいですよ!