仕事で外出した時の楽しみのひとつに人間観察があります。素敵な女性と出会うとドキドキ、ウキウキ・・・その人の背景を想像することが楽しいのです。
どんな仕事をしていて、何に興味を持っているのか、育まれる過程などなど・・・。
ところが、近頃、食事のマナーが美しい人に出会えず、ちょっと寂しい想いをしております。
今日も、青山のオーガニックレストランでランチをしながら、いつものようにさりげなく・・・観察をしていると、肘をついたまま食べる人や箸を置かないだけでなく振り回して夢中で喋っている人、ご飯茶碗と汁椀の位置がばらばらの人など(セルフ形式なので自分でお茶碗をセットするのです)、他にも気になることが沢山・・・・・。
消化悪そうだなぁ~~と思いつつ、わが身を振り返る私。
マナーというのは、本当に恐ろしいものだと思います。あちらこちらに書いていますが、出るところに出れば出来る・・・というもののではなく、日頃の行い(意識)があるからいつでも大丈夫なのだと思います。
私の友人に、とても美しく食べる人が幾人かいます。彼らのバックグラウンドは様々です。確かに、幼少期の躾によるものは大きいでしょう。でも、それだけでなく、毎日の行いの賜物、その美しい所作を見るだけで、幸せな気分になるのは、私だけではないと思います。
マナーは、学んだから終わりではなくその日から始まるのだと、教える立場にあるからこそ、身を引き締めていきたいと思います。