先月のコラムに書いた通り、わたくしの体験を通しての仕事観についてお伝えして参ります。
わたくしにとって、仕事とは・・・?
自尊心をキープする為、自由である為に必要なこと。これが第一義です。
収入額や仕事に費やす時間数は、ともかくとして、自分の裁量で誰の気兼ねもなく使えるお金を手に入れることが、自尊心と自由である為に必要だという意味です。
そもそもわたくしは、結婚したからといって仕事を辞めるということは全く考えていませんでした。何故なら、自分の食い扶持は自分で稼ぐ・・・と思っていたからです。
が、第一子の時には、退職後に派遣スタッフとして仕事をしている時に妊娠・出産。また、第二子の時には、同業者であった夫の転職を理由に、退職を余儀なくされたことから、専業主婦になった経験があります。
専業主婦であることそのものは、十分に楽しみましたが(後述します)、お金にからむことでは、引け目とでも申しましょうか、遠慮とでも申しましょうか、何かそんな想いを時折感じたことをはっきりと覚えております。
例えば、外食に出かけ、オーダーする時に、もう一品追加したいと思うけれど・・・。
子どもにお稽古事をさせたい時やお付き合いなどに遠慮がちになってしまうことなどなど、わたくしが自由に使えるお金がふんだんにあれば・・・と思ったことが幾度かありました。
その体験からもやはりわたくしは、ささやかでも自由に使えるお金を稼ぎ続けたいという意味合いにおいて、仕事をしたいと思いました。
その他、仕事とは?と問われて答えるならば、人々のお役に立つこと、社会とかかわること、自分の夢をかなえることなどになります。
これらについて専業主婦時代は、家族の為に快適な家にととのえることに始まり、ママ達のネットワークを立ち上げたり、YWCAで英語を教えたり、PTAのお役を引き受けたりしていることで、かなり満たされました。
意外にも?わたくしは、家事が嫌いではないことにも気づいたことも専業主婦時代の恩恵です。
とは言え、お金の件についても社会とのかかわりについても、十人十色。要は、本人がそれまで培ってきた価値観が反映される訳です。
正解は、外側にあるのではなく、紛れもなくあなたの中にあります。
あなたがどうしたいか?
どんな時に幸せを感じるか?
を問い続けてみて下さいね。